有翼人の研究
古今東西にある翼を持つ人間のイメージについての考察
フクロウ
オデュッセウスとセイレーン
カプリーチョス
スペインの画家ゴヤは魔女の絵をたくさん描いた。1799年の版画集『カプリーチョス』は27部しか売れなかったという。
魔女はほうきに乗って飛ぶので翼はない。魔女と一緒に描かれる悪魔には翼がある。それとは別に不思議なものが描かれている版画がある。体は完全に鳥で顔だけ人間だ。女の鳥の周りに男の鳥が群がっている。そして、人間の女たちが男の鳥の毛をむしり、棒を突っ込んでいる。一見意味不明だが、当時スペインでは売春婦のことをフクロウと呼んだそうだ。上の鳥女と右下の女には娼婦の象徴である付けぼくろがある。このことはリリト、セイレーンなどの有翼女性の謎を解くヒントになるかもしれない。
魔女はほうきに乗って飛ぶので翼はない。魔女と一緒に描かれる悪魔には翼がある。それとは別に不思議なものが描かれている版画がある。体は完全に鳥で顔だけ人間だ。女の鳥の周りに男の鳥が群がっている。そして、人間の女たちが男の鳥の毛をむしり、棒を突っ込んでいる。一見意味不明だが、当時スペインでは売春婦のことをフクロウと呼んだそうだ。上の鳥女と右下の女には娼婦の象徴である付けぼくろがある。このことはリリト、セイレーンなどの有翼女性の謎を解くヒントになるかもしれない。
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